紹介本レビュー

読書会紹介本レビュー【3】


私がこれまで読書会で取り上げた本を、ご紹介しています。

今回は、
『暇と退屈の倫理学』(國分功一郎・著)
です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いささかアカデミックな考察を重ねる内容なので、読了までにかなりの労力を要しますが(笑)、
退屈を避けるために、「浪費」することと、「消費」することの違いを感じさせてくれる本です。
えっ、どう違うのでしょうか、って?(笑)
「浪費」とは、曰く、お腹いっぱいになるまで、たらふく食べること。
おのずと、胃袋の限界になれば満足に至ります。
「消費」とは、ものの価値観をひたすら貪ること。
次から次へと新しいものを追い求め、満足することがないのです。

さて、どちらが幸せを引き寄せるのでしょうか?
なかなか深い洞察を与えてくれる本です。
(それだけ小難しい本ですけど)

とにかく、この本は様々な事例を挙げて、満足するのに必要な「思考の訓練」を促されるのです

この本に出会うまで、退屈を避けるための個人的趣味に、多くの時間と手間(とお金)をかけましたが、
この本が、私を、より個性を発揮できる分野に駆り立てたのです。
今では、読書と読書会に、私のエネルギーをとことん「浪費」しております(笑)。

この本との出会いは、私にとって、ライフスタイルを大きく変えるほどの「ディープインパクト」となりました。

 

 


柴門ふみ バカボンのママはなぜ美人なのか 読書会


私がこれまで参加した読書会で、取り上げた本をご紹介しています。

今回は
『バカボンのママはなぜ美人なのか―嫉妬の正体』
(著・柴門ふみ)

です。

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タイトルの奇抜さに魅かれて読んでみて気づくことは、バカボンのママについて触れている部分は、実は、あとがきだけ(笑)。

そんな手を使ってまで、筆者は、「嫉妬」の実相とその“効能”を、自身の半生を紹介する形で伝えたかったのだと思います。

その内容は、柴門ふみさんの「私感」ではありますが、女性の本音の一つの例として、参考になることは多々ありました。

自らの感情を“受容”することで、結果として、漫画家としての自己を確立するエネルギーに変容する過程は、「嫉妬」に悩む多くの人たちへの一つの指標になるのかも知れませんね。

 

私がこの本を読書会で紹介した理由は、あとがきでの話のまとめ方が、いかにも漫画家さんらしい、分かりやすいオチを付けているところにありました(笑)。

柴門さんのそのセンスに、私も乗っかった形ですね。
「嫉妬」という身近なテーマは、読書会に参加された方の興味を引くには十分な威力があったと思います。(特に女性の方には)

 


読書会紹介本レビュー【1】


これまで、私が読書会に参加した際に、紹介した本を振り返って見ることにします。

読書会に興味を抱かれた方のご参考になれば幸いです。

今回は、私が初めて読書会に参加した際に紹介した、『日本人には塩が足りない』(著・村上 譲顕)です。

初めて読書会に参加してから、もう2年近く経ちますね。

(現在、本は他の方に貸しているので、イメージはこちらで)

この本は、以前より私が懇意にしているサプリメント商品の特約店の方からのお勧めで拝読したものです。

 

その内容は、「高血圧などの生活習慣病と塩分の過剰摂取は、必ずしも大きく関連するものではない」という、世間の一般常識とは真逆の考え方を展開していて、十分なインパクトがありました。

現在、伊豆大島で天然塩を使用した数々の健康食品を生産している企業の社長の方が執筆された本書は、著者の若い頃の実体験を交えた内容で、十分に説得力がありました。

例えば、高齢の方を中心に、『減塩』を励行するよう呼びかけることが一般的ですが、その一方で『キレる高齢者』などの精神的不安定の例もみられるなど、高齢者をめぐる健康の諸問題はむしろ増えつつあるように思えます。

本書では、塩分の摂取量そのものが問題なのではなく、血中の塩分濃度の適切な調節を妨げる要因がこれまで供給されていた塩の成分にあり、これが肉体的のみならず、精神的不安定さえも引き起こす要因のひとつである、という新たな視点を提供しています。

 

振り返ると、あの当時、初めての読書会に参加するにあたりどんな本を紹介しようかと思案しましたね。
(なにせ、初めてでしたから)

読書会とは、様々な個性を有する方たちが集まる場所ですので、常識を覆すようなテーマを掲げた本を紹介することで、より多くの方に興味を抱いていただけるかな、と考えたのです。

実際に参加してみて、参加された方々にきちんと理解していただけるだけのスキル不足を痛感することにはなりましたが、筆者の想いを伝えたい、という『熱』だけは表現できたかも…と思っています。

都心の読書会は20代~30代の若い方が中心で、知識欲旺盛な方が多く、私のようなオーバー40のおじさんでも(笑)、真摯に受け止めていただきましたね。

なぜなら、読書を通じて、初見の方でも、すぐに打ち解けることができるのです!
それがとてつもなく新鮮な体験で、今に至る、読書会への情熱の源となっています。